Q. > さいたまトリエンナーレ2016が時期的にかぶってましたが、どうですか?
山田 > かぶってましたよね。僕はスタッフで入ってたので、何度か行きました。そうですね、うちの大学の熱心な学生を何人か見かけましたね。今年は瀬戸内(瀬戸内国際芸術祭 2016)に行った学生もいました。
なんだこりゃ解らない!
Q. > みずのうえビジターセンターを使ってイベントをやりたいと言ってましたよね?
山田 > トークイベントや、おしゃべりのイベントをやりたいと思ってました。現代美術は、難しいっていうか、なにが面白いの?と思う人もいると思うんです。ボランティアで関わってる人であろうと、チケットを買って入場した人でも、なんだか解らないけどヒマだから見てきたという人もいると思う。
これは大事なことなんですよ。倉橋さん(開発ビル・トリ部会長)と話してて出てきたことなんですが、現代美術のいいところって「なんだこりゃ解らない」と言えることかもしれない。そう言っても許される。
例えば、有り難い壺とかお茶碗とか日本画家の大家の絵画とかだと「解らない」とか言っちゃいけないみたいな空気を感じる人っていると思う。私は美術が解らないから、これの良さが解らないけど、解らないと言ったら教養のない人間だと思われる。ちょっと恥ずかしい。
そういう美術全体に対する敷居の高さみたいなものがあるとしますよね。だけど、現代美術って誰が見たって、これわかんないだろうみたいなものって、いっぱいあるじゃないですか。「わかんないよ」と気軽に言えちゃうところは、むしろ、良いところなのかも。そのわかんないって話さえできれば、見た経験が面白く転換する可能性がある。
どこがわからないかとか、他の人はどんなことを面白がっているのかとか。自分では見つけられなかったことを、人と喋ることによって見つけたりできる。作品を見るだけじゃなくて、見たあとに思い出したり喋ったりする経験まで含めてアートを楽しむ。これができたらいいなと思うんです。
わかんないならわかんないとか、極端な話、一つの作品の悪口をみんなで言い合ったっていいわけですよ。ともかく作品についてしゃべることさえできれば、鑑賞の経験がより充実する。そういうことをする場所としてみずのうえを使いたいなと思ってました。
ここでいきなり対談が始まってしまう
Q. > なるほど!!9月ごろトリエンナーレ部会で、ナイトツアーをやりましたよね。あの時の出来事が、まさにコレでした。
Q. > 山田さんの企画だったんですね。加藤さんが、開発ビル5階のハリル・ラバーさんと久門剛史さんをチョイスしてくれた。私は、ハリルさんは、豊橋会場の作品の中で、一番わけ解らなかった。解らなくても良いと、自分では閉ざしたものを持ってたんですよ。でも、加藤さんと山田さん、トリエンナーレ部会のメンバーたちの話を聞いて、見えてきたものがある。凄く解ったワケではないんだけど、ハッとしましたね。気づきになった。そういうことですよね?
山田 > そうそう、ああいうことをもっとやれたら良かった。加藤さんのあの2作品のチョイス良かったよね。久門さんのはビジュアルも綺麗だし、考えるヒントって随所にあるような気がして、ぼうっと綺麗だなと思って観てても、時間とか動きとか気配みたいなものについて感じさせられる作品。一方、ハリルの作品は良く解らないよね。でも、ああいうナイトツアーみたいな経験をするとあの作品を見たことが、なかったことにならないし、他の作品では考えなかったことをあれから考えるようになる。
Q. > そう、「なかったこと」にはならない!国を意識してみてた作家さんもいたんだけど、ハリルさんがパレスチナの作家さんだということを意識してなかった。そうじゃない、背負ってるものを考えなきゃいけないと、思ったんです。
[T-17]ハリル・ラバーさん会場
[T-16]久門剛史さん会場
愛知大学の先生がレクチャーする企画などイベントの候補は有ったのですが、実現には至りませんでした。今後への課題としておきましょう。
三田村光土里さんの提唱する「Art & Breakfast」は『会場に来た人同士が朝食を通じてコミュニケーションを楽しむイベント』でした。三田村さんは、いらっしゃいませんでしたが、キュレーターさんが出席し、cafe&gateaux knohd(カフェ・ノード)にて、豆ちくわ入りの「ちくワッサン」を食べながら、初対面の方々とアートの話題を中心としたお喋りをしました。
芸術祭について
Q. > 各地で現代美術の芸術祭をやっていますが、それについてはどうですか?関係者の方も何人か豊橋会場を見にきていました。
山田 > 疲れますよね、芸術祭って。芸術祭って、そんなにテーマを考えながら見ないじゃないですか。かたや個展は、作家が考えているテーマがハッキリしてるし、来た人にそれを語るために、全部が細かく配置される。作品同士の連環が意識されて作られている。それはとても見応えがある。
小さい作品をいくつも集めて、作品同士の関連がなくて、見本市のように見て行く。これは、忙しいし、実は見る方にとって難しい。そう考えると、芸術祭に行くよりも、ちゃんとした個展をひとつとか、ふたつを1日ゆっくり回る方が、経験としてはいいのかもしれないなと、考えちゃう。
あいちトリエンナーレほどの予算規模があれば、3年に1度芸術祭をやることもできるでしょうが、一方でそのお金を使って1年間とか3年間を通してある作家の個展をふたつ、みっつずっとやるとか、可能なんじゃないかと思います。どっちがいいのかなと考えますね。最近いくつか良い個展をみたので。個展ていいなと。
Q. > 具体的には、どんな個展ですか?
山田 > 香川県の丸亀へこの夏に行ってたんですけど、金氏徹平さん。僕の知人なんですけど、美術館まるまる使って構成されている個展で、もう凄く迫力があったんですよ。この作品を見た後で、このエリアに行ってと。流れができてて、充実していました。あと、横浜のBankArtの柳幸典さんの個展もすごかった。
金氏徹平のメルカトル・メンブレン
会場:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
会期:2016年7月17日(日)-11月6日(日)
柳 幸典「ワンダリング・ポジション」
会場:BankART Studio NYK全館
会期:2016年10月14日(金)-2017年1月7日(土)
パレスチナのハリルの場合でも、もし彼の個展だったら、もっといろんな作品があったりして、複数の作品をつなげて見て行く内に「なんかパレスチナのことを考えはじめたぞ!」みたいなことが起こる可能性はある。でも、豊橋会場のあの作品だけ見ても難しんじゃないか、というところはある。そういう、作家の良いところを引き出せないリスクがやっぱりあるような気がしますね、芸術祭は。
久門さんは、そういう意味では、良かったなと思いますね。広いエリアで、つながりのある作品を見られた。小林耕平さんも広いエリアを使っていた。あれとかだと、一個一個が個展という感じに見えるんだけど。そうだ、開発ビルで小林耕平さんのフロアにも、もう一人いましたよね。
[T-16]久門剛史さん会場
[T-14]小林耕平さん会場
Q. > キルギスの作家さん(グリナラ・カスマリエワ & ムラトベック・ジュマリエフさん)ですね。個人的には一番気に入った作品でした。曲が良かった!!
山田 > 小林さんの方がフロアとして大きくて、キルギスの人、隅のほうの小さいスペースでひっそりしてましたね。
Q. > でも、既存の湯沸かし室を使った展示もとても良かったですよ。
山田 > 良かったかもしれないけど、私にはそんなに印象に残らなかったです。ハリルも中途半端だったように思いますし。記憶に残ってるものをたどれば、作家が大きなスペースを使ってやりたいことが詰め込まれてるような感じになってた気がします。
Q. > 見本市になってしまわないように、一人の作家さんのスペースが充分あれば良いのかな?
山田 > そうですね、ひとつにはそういうことかなと。お客さんが、この作品をみた後で、この作品を見るという関連づけを、個々の作家がちゃんと作れるくらいの空間が必要。作品は複数あったほうが良いと思うし、結びつけができるような規模でやってくれた方がいいな。
観る人は、身体と時間を使って行くわけで、身体が疲れたら目も頭も疲れるし、この作品を見たあとはちょっと座りたいと思うかもしれない。見る人の動き方と時間の流れ方をちゃんと想像して作ってあるような気がします、良い個展は。
芸術祭はそこがあまり考えられてないんじゃないかな。一日で名古屋の会場を全部回るのは無理じゃないですか。だけど、時間のない人は回りたいと思っちゃう。頑張って回って、一つ一つはじっくり味わえない。ただ、へとへとになって。
Q. > スタンプラリーだったの?みたいな感じ。
山田 > そうそう、そういう風になっちゃうことが往々にしてあるから、そうならないためにはどんなことをしたら、考えたらいいんだろうと。
Q. > 見る側のひとつの方法として、だからフリーパスがあるでしょ、何度も来てくださいね、はあるかなと。
山田 > そうなんですけどね。でも何度も来る時間を作るのもまた難しい人も多いじゃないですか。愛知県以外からくるお客さんも実際たくさんいたわけで。どの都市もちゃんと一日で見て回れるくらいにしておけば、見れなくて悔しいと思わなくていいし、ゆったり回ってそれで充分、みたいな量だったら良いのに。
というのは、僕ががっついちゃうからなんですけどね。作品があるんだったら見ないと!と思っちゃうし。凄い一生懸命見て、結果へとへとになる。必ずそうなるんですよ、芸術祭を見に行くと。
Q. > それは映画祭もそうなんですよ。日本初上映が多かったりすると、へとへとになるまで観てしまう。
山田 > そうですよね。ある短い期間に、ガッとたくさん現代美術が街に詰め込まれる、そういう「お祭り」として面白さの一方で、長い期間継続的に、細々とでもずっと芸術が見られる状況がある、っていうのも良いはず。豊橋にゆっくり見に来て貰って、お昼ご飯や、夜ご飯を食べてを含めての一日の過ごし方みたいになったらいいけど。後半どうも慌ただしくて、急いで回って帰っちゃう。量が多けりゃいいってもんじゃない、というのがひとつは大きくあるかな。
ただ一方で、作品の数が多いということは作家にとってはいいことなんだろうと思うんです。トリエンナーレに出るというのは、ある種の登竜門なのかもしれない。そのバランスは、難しいですよね、鑑賞者にとっては鑑賞の場ですけど、作り手にとっては発表の場。作り手としては、発表できる機会が多い方がいいです。
Q. > そうですね、出展するだけで違いますよね。
山田 > いま日本に、現代美術の作家が発表する十分な機会があるかというと、決してそんなことはないと思います。だから、せめて数年に1度しかない芸術祭は、大きくて作品数が多い方がいいのかもしれない。見る側からだけじゃなくて、作り手から見てどういう芸術祭だと良いか、っていう考えも必要ですよね。
Q. > たしかに、「お祭り」なんだから大規模でもいいのかもしれない。
山田 > そうそう、そうですよね!だからこそやっぱり、起爆剤としての「お祭り」が、その後どんな継続性を生み出すのかが、問題にしたいところです。お祭りって、すごいエ ネルギーを使う、企画する方も見る方も。その迫力や盛り上がりは面白いけど、やっぱり疲れるでしょう。そのエネルギーを 短期に集中せずに、細々と長く使うっていうこともできるはずだと思うんです、企画する方も、作る方も、見る方もね。
お祭りって非日常的な盛り上がりですが、それは日常に変化を与えるためにあるんだと思います。だから、今回のこのお祭りが、豊橋の日常と、それから作家が製作する環境をどう変えるのかですよね。少しずつでも、現代美術を取り巻く状況が変わっていかないと。それこそこのお祭りが「なかったこと」にならないように。
豊橋市公会堂の「絵馬・絵巻/プロジェクション」
Q. > 後先になってしてしまいましたが、8月11日の夕方からトリエンナーレのオープニング・イベントとして、豊橋市公会堂で石田尚志さんの「絵馬・絵巻/プロジェクション」が開催されました。
山田 > プロジェクションマッピングって、最近流行っていると思うんです。よく商業施設とかでやられてるものは、どれも「クリスマスのイルミネーションみたい」って思うんですよね。つまり、これは表現というか、芸術なのかどうか、っていうことを考えちゃう。見た目が派手で、「きれい!」とか「すごーい!」とか思うんですが、こういうのって作品っていうのかなあと。別に作品と呼ばなくてもいいのでしょうが。エンタメと、芸術の区別ってなんだろうっていう、考えてもしょうがないのかもしれないところを、考えちゃいます。
石田さんのプロジェクション作品は、あれを「プロジェクションマッピング」と作家本人が呼ぶかどうかはわかりませんが、屋外に映像を投影する、ということの中で、もう圧倒的に「作品」でした。プロジェクションマッピングが芸術としてはっきり成立しているのを、見ることができた。プロジェクションマッピングの芸術としての可能性を目の当たりにできて、勇気をもらいました。
わたしも現代美術家とコラボして2作品発表しています。
「holes and buildings」金氏徹平×山田晋平×青柳いづみ (2015)
会場:豊川市桜ヶ丘ミュージアム、豊田市美術館、他
「color flood」今井俊介×山田晋平 (2016)
会場:KAAT突然ミュージアム2016(神奈川芸術劇場)
初めてのプロジェクション・マッピングの作品は、2015年に豊川市桜ヶ丘ミュージアムで発表しました。2014年7月に、大学のゼミで学生たちと、「猫は残らず消えてしまう」というタイトルのパフォーマンス作品を作って、それは、あるエッセイの朗読とパフォーマンスを、校舎の外壁へのプロジェクションマッピングに絡めた屋外の演劇作品みたいなもので、大学の中でやりました。本番の直前に何回か製作の様子を新聞記事にしていただいて、そのおかげで、たった1日の公演だったのですが、たくさんの地元の方が見にきてくださいました。
「猫は残らず消えてしまう」愛知大学
「猫は残らず消えてしまう」愛知大学
山田 > その中に豊川のJAひまわりの牧野さんがいらっしゃいました。豊橋の駅前でもたまにやっている産直販売イベントとか、いろいろな食に関するイベントを企画されている方なのですが、牧野さんが11月くらいに大学に私を訪ねてきてくれて、1月にリニューアルオープンする豊川市の桜ヶ丘ミュージアムで、学生を絡めて何かプロジェクションの作品をつくってほしい、とおっしゃってくださいました。
山田 > 製作費とか機材リース費とか、それなりにお金がかかるのですが、全てきちんと予算をつけてくれて。豊川の特産物の一つである「バラ」を使ってプロジェクションマッピング作品を作ってほしい、でも直接的な販促PRにならなくてもいい、自由に作ってください、というありがたいお話でした。それで先ほども名前が出ましたが、現代美術家の金氏徹平さんと、女優の青柳いづみさんをお呼びして、愛知大学で有志の学生たちと一緒に製作しました。
撮影のためにいろんな種類の大量のバラを提供いただいて、大学のスタジオ中が何日ものあいだバラの香りでむせかえるようだったのを、よく覚えています。あんな大量のバラを手にすることは、もう一生ないかもしれない(笑)。
撮影風景:愛知大学メデイア芸術スタジオ
編集風景:豊川市桜ヶ丘ミュージアム
この「holes and buildings」という作品は、2015年の桜ヶ丘ミュージアムで発表したあと、豊田市美術館や横浜の神奈川芸術劇場、香川県丸亀市の猪熊弦一郎美術館、名古屋の愛知県芸術劇場など、日本各地を回って、いろんな建物に合わせて展示され続けています。
豊川で作った作品が、各地に向けて発信されている。JAひまわりの牧野さんには、こんな機会を与えてくださったことは、いくら感謝してもしきれません。あともちろん、「holes and buildings」が製作されるきっかけになった大学の「猫は残らず消えてしまう」に関わっていたメディア芸術専攻1期生ゼミの学生たちにも。
みずのうえビジターセンターのオープニング時に、この時の映像を見せていただき、目が釘付け!!面白かった!こんな事をリアルタイムでやっちゃうなんて凄い、現地で見たかったなと思ったのです。
今回、Vol9.高井綾子さんのインタビュー時にこのプロジェクションマッピングのお話が出たので、チャンス到来。山田さんにおねだりして、豊川市桜ヶ丘ミュージアムとJAひまわりのバラと愛知大学メディア芸術専攻の関係をじっくり語っていただきました!
Welcome to TOYOHASHI!CARAVAN PARTY!
Q. > あいちトリエンナーレの初日に話を戻しましょう。豊橋市公会堂のイベント後、芸術監督の港千尋さんをはじめ、海外や国内の出展アーティストさんたちをお招きし豊橋駅前大通地区まちなみ会議・トリエンナーレ部会主催のレセプションCARAVAN PARTY!を開催しました。JAひまわりのバラは、このパーティーでも大活躍しました!
山田 > そうでしたね、この時もたくさんのバラでした(笑)。わたしはこの時、パーティーの賑やかしのために、映像を作りました。映像というか、動画を作るための装置を作ったんですね。木とダンボールと紙粘土でできた装置で、ハンドルを回すとダンボールでできたベルトコンベアみたいなものが回って、ボンドで固定された紙粘土のオブジェが画面を横切って行くという、アナログで簡単な装置です。
ミシェル・ゴンドリーという映像作家が似たような作品を作っていたのを見たことがあって、「こういう簡単な仕組みなら、多勢で楽しく作れるな」と思って。水上ビル周辺の子供とか、商店街のお店の人とか、設営に来ていたアーティストの子供たちと、紙粘土で作ったラクダに色を塗ったり、絵を描いたり。その装置をそのままパーティー会場に持ち込んで、カメラを取りつけてリアルタイムで屋外の壁に映し出しました。会場にいる人たちが装置のハンドルを回さないと動かない動画なんですが、会場にいる人たちがたまに飲み物や食べ物片手に触ってくれて、うれしかったです。
8/5 制作中!みずのうえビジターセンター
8/6 制作中!みずのうえビジターセンター
8/11 CARAVAN PARTY!のプロジェクション映像 ザ・ガーデン(ホテル・アークリッシュ豊橋 3F)
8/6 手伝ってくれた子どもたちと
8/11 CARAVAN PARTY!会場
山田 > パフォーミングアーツで招聘されていた、ブラジルのダニ・リマのカンパニーの人が、「こういうアナログでモノ感のあるもの大好き」って話しかけてくれて。後日彼らの作品見たら、確かにちょっと通じるところがあって。彼らの作品は、わたしが今年見たパフォーマンス作品の中で最も好きな作品のうちの一つでした。
Q. > それは素敵な出逢いですね!!有難うございました。
8/17、18、ダニ・リマカンパニー
山田 晋平 Shimpei Yamada
トリエンナーレ部会
舞台映像作家 / 愛知大学文学部現代文化コースメディア芸術専攻准教授
1979年生。京都造形芸術大学 映像・舞台芸術学科卒業。維新派、チェルフィッチュ、白井剛など、現代演劇やコンテンポラリーダンスを中心に、オペラ、コンサートなど、国内外での多数の舞台公演で使用される映像を製作。近年は現代美術家とのコラボレーションによるプロジェクションマッピングの製作や演劇の演出、サイトスペシフィックな現代美術展の総合演出を行うなど、舞台芸術と映像、美術と映像を横断しながら、映像芸術の新たな可能性を探る活動を展開する。
2017年1月[interview:S.Hikosaka]
会期は終了しています。記録として掲載しています。