みずのうえビジターセンターのオープン!港千尋芸術監督、リビジウンガ・カルドーゾ(別名:レアンドロ・ネレフ)さん、黒野有一郎と
敢えて豊橋市公会堂前を通って貰いたいよね!
豊橋のコミュニティ・ラジオ局「エフエム豊橋」のパーソナリティ高井綾子さん。豊橋市の市政情報をはじめとして、毎週火曜日には生放送で「ここらぶ」に登場。あいちトリエンナーレ2016豊橋会場の情報をいち早くアピールしていただいてました!
Q. >あいちトリエンナーレとの出合いはいつ頃でしょう?
高井 >2013年の時に岡崎会場へ行きました。松本町会場のアーケード付近などにいきなりアートが置いてあって、すごく楽しくて、うわっこれ凄いなぁと思いました。それ以降、豊川市桜ヶ丘ミュージアムのリニューアル時に現代アートの展示会も有ったんですよ。学芸員さんと知り合いだったので、取材もさせて貰いました。その時に、
山田先生(Vol.10 参照)のプロジェクションマッピングを見ました。とっても寒い日だったのを良く覚えてます。ああ、こういうのを東三河でもやるようになったんだなと嬉しかったです!
[あいちトリエンナーレ2013 岡崎・松本町会場]
Q. >なるほど、それでは下準備はバッチリという感じでしたね。
高井 >そうなんです。その後、豊橋がトリエンナーレの会場になるという話題になり、私自身が番組で取り上げさせて貰いました。豊橋市の市政情報です。文化課さんが来てて、その時に
加藤慶さん(Vol.2で登場した豊橋会場のアシスタント・キューレーターさん)を紹介されました。
前回のトリエンナーレを見に行きました。凄く良かった、楽しかった、豊橋でやるのを楽しみにしてるし、もし出来たら何かやらせて貰えませんか?私の出来ることは、こうやって紹介することなので、良ければ是非やらせてください。と言ったんですよ。そうしたら、加藤さんから黒野さんに話がいったようで、トリエンナーレ部会のメンバーになってくれない?じゃ、私で良ければと仲間に入れて貰ったんです。
Q. >高井さんがメンバーになってくれたらそりゃぁ心強いですよ。最初の部会で名簿を見て、いるいると思いましたもん。市政情報はどのくらいの頻度だったのでしょう?
高井 >加藤さんには、だいたい月に1回くらいのペースで出演して貰いました。最初はまだ、はじまる前だったので、トリエンナーレはどんなものか?を説明してもらいながら、現在の様子や作家さんの紹介をしていただきました。開催直前には、私が担当している番組「ここらぶ(生放送・火曜日担当)」の方にもゲストとして来ていただき、お喋りをして貰いました。
Q. >それは、市政情報とは違うアプローチで紹介する目的でしょうか?
高井 >市政情報では、この日にこんなイベントが有りますよという案内と、参加する手続きなどが主になるんですね。それはそれで重要ですよね。でも、「ここらぶ」は、見た感想を織り交ぜながら、加藤さんとあそこの会場に風が通るとこうなってみたいに気軽なお喋りが出来るんですよ。
東三河の博物館を紹介するコーナーで取り上げました。大きなイベントなので、市民の方に少しでも興味を持って貰いたいと思ってやってました。会期中と会期が終わる頃にも出ていただきました。
トリエンナーレって夏にはじまって、秋に終わるじゃないですか。だから、作品のフロアによっては陽の入り方も違う。朝から夕方までも、違うし、夏から秋にかけても変わってゆく・・・だからいいよね、と加藤さんとしみじみ語ったりしたんです。久門さんの部屋とか、日差しが全然違いますよね。地元だからこそ、こんな風に細かいところもアピール出来て、楽しかったですよ。
開発ビル5F[T-16]久門剛史さんの会場
Q. >オープニング・イベントとして豊橋市公会堂で石田さんのプロジェクションをやりましたよね。あのような情報は放送していただいてた?
高井 >市政情報でやりました。豊橋市公会堂の前は国道1号線ですよね。「幹線道路でやるのでたまたま走った人は、こんなの見られるなんて超ラッキーですよね。是非注目して貰いたい。敢えて通って貰いたいよね!」なんて番組のなかで、加藤さんとしっかりアピールしました。
8/11 石田尚志「絵馬・絵巻/プロジェクション」豊橋市公会堂
東三河の自慢の食材を提供していただく!
Q. >トリエンナーレ部会主催のキャラバン・パーティーとその準備では大活躍していただきました。
高井 >東三河は農業が盛んなので、豊橋百儂人さんに協力をお願いしました。いろんな地域や、海外からもお客さんがくるなら、美味しいものを食べていただく絶好のチャンスだと思った。黒野さんと一緒に百儂人さんの集まりに説明に行ったんだけど、皆さん真剣に聞いてくれました。共感してくれるかな?と心配だったけど、たくさんの方が食材を提供してくれた。
東三河の自慢の食材を提供できて、本当に良かった。百儂人さんの内でパーティーに来てくれた人もいたんですよ。「目の前で自分の作ったぶどうやフルーツを食べて美味しい美味しいといってるのを聞いたし、やり取りもできたから、こういう形で協力できて良かった、自分達のことを知ってもらえる場を作って貰えて良かった」と言って貰えました。
Q. >次にこういう事をやったら、檸檬儂人さん、柿儂人さん、米儂人さんなどなど、提供者さんにも大勢来ていただき一緒に味わって貰いたいですね。
高井 >そうですよね、そう思います。そして、ちゃんと説明すればいいんだな、伝わる人には伝わるんだなと思いました。アーティストさんやスタッフの方々も、みなさんが楽しんでいた。美味しかった、楽しかったと言ってくれたので、嬉しかった。名古屋、岡崎と来て、豊橋が最後で盛り上がって締めでラッキー!みたいな感じもありましたよね。
Q. >でも、あまりにバタバタしててお料理の写真が全くないんだよね。
高井 >そうそう、みなパニックだったし、大反響だったよね。百儂人さんからも写真を撮っておいて欲しかったねと言われました。私たちは、料理が並んでいる所にはたどり着けなかった。ちゃんと写真を撮る人を決めたりの段取りは必要だったですね。
Q. >アーティストさんには薔薇のコサージュをつけていただき、パーティーの最後には参加していただいた方全員にお土産として薔薇をお渡ししました。豊橋市のお隣の豊川市からもご協力いただきました。
高井 >豊川の薔薇は東三河では殆ど出回ることがなくて、みんな関東に出荷されてるんです。地元で豊川の薔薇をみることは殆どないので、PRを兼ねてJAひまわりさんが全面協力をしてくれました。たくさん提供していただきました。アーティストさんが着けてて、喜んでいただいて良かった。当日、みずのうえでトリ部のメンバーやご近所の子どもさんたちも来て薔薇のコサージュを作りました。
Q. >目印にもなって、とても華やかで良かったですよね。トリエンナーレが始まってからなんだけど、フローリストの方がパーティーに出席してて、みずのうえに来た時に「この辺りでは、あんなに高級な薔薇をお土産として出せるんだね」と言ってくれたんですよ。
高井 >豊川の薔薇は質が良いんですよ。地元の人も出来るところから盛り上げようと気持ち良く協力してくれましたよね。
写真は有りませんが、当日のメニューをご紹介
名称 |
メニュー/食材 |
【百儂人】檸檬儂人 |
河合さんの初恋リーフ |
【百儂人】檸檬儂人 |
河合さんの初恋レモン・塩レモンペースト |
【百儂人】竜髭菜儂人 |
北河さんの長なすカレー |
【百儂人】竜髭菜儂人 |
北河さんのアスパラガス |
【百儂人】米儂人 |
安田さんのあいちのかおりライス |
【百儂人】米儂人 |
安田さんの塩焼きそば |
【百儂人】養鰻儂人 |
夏目さんのうなぎの蒲焼 |
【百儂人】養鶏儂人 |
高橋さんの名古屋コーチンモモ肉のから揚げ |
【百儂人】葡萄儂人 |
岩瀬さんの巨峰 |
【百儂人】葡萄儂人 |
岩瀬さんの梨 |
【百儂人】蕃茄儂人 |
北河さんのアールメロン |
(株)渥美フーズ |
伊良湖産タコと田原市産九条ねぎのピリ辛和え |
(株)渥美フーズ |
岐阜県下呂市産 名人トマトサラダ |
(株)渥美フーズ |
岩手県産一関市産 男爵イモサラダ |
(株)渥美フーズ |
大分県佐伯市産ホワイトアスパラガス |
(株)渥美フーズ |
愛知県新城産 赤おくらのサラダ |
(株)伊藤海苔店 |
青海苔ウィンナー |
JA ひまわり |
バラ(コサージュ、お土産、オブジェ) |
福井酒造(株) |
日本酒等 |
(合)伊勢屋商店 |
日本酒等 |
(株)ミマス |
日本酒等 |
百万石 |
お酒と日本のおもてなし |
ご協力、ご支援、本当に有難うございました!
Q. >今回のトリエンナーレは楽しかったですか?
高井 >まちの一部がアートになってるのが、ともかく面白かった。トリエンナーレの期間中だけのことだとしても、面白かった。次に何が、どんなものが、どんな景色が広がるんだろ?という期待感でまちを歩けることが楽しい。
Q. >プラットの大巻さんの壺や水上ビルのラウラさんの会場は外からも垣間見えるけど、開発ビルは中に入らないと見えないですよね。
高井 >開発ビルの場合は、階段とかエレベーターで移動していく過程が好きだった。作家さんの作品を見るのも楽しかったけど、次は何だろう?、それをもったまま降りて行く、次の会場へ行く感じがいいんですよ。いつもの開発ビルとは違うものに変化している。
動線や外の空気や建物など、ちぐはぐ感も楽しかったし、ピタッと合ってるところも全部楽しめました。でも、いつでもいけると思ってると、意外と行けないんですよね。もっと、じっくりゆっくり時間をかけて見たかったです。
Q. >放送を通じてのアピール方法などで、今度はこんな風にしたいとか有りますか?
高井 >私に出来る事で盛り上げようと、応援をしてきたつもりです。折角豊橋にやってきた大きなアートのイベントですよね。これがキッカケで豊橋へ初めて来たという人がとても多くて嬉しかった。次があるとしたら、興味を示してくれる媒体がもっともっと、増えるといいなと思います。
Q. >有難うございました。