7月30日あいちトリエンナーレ2016豊橋会場ガイドツアー参戦記
あい撮りカメラ部さんと勝手にコラボ
設営中の会場やアーティストさんが作品を制作中の現場も見られるというグレイトなガイドツアーに地元ボランティアスタッフとして参加しました。いつもは見よう見まね程度の自前写真を使います。しかし、今回は初企画。あい撮りカメラ部さんとのコラボでお届けします。
おそらく多分、ガイドツアーなるものは、とっとと感想を書いて宣伝に一役買う意味合いもあるんじゃないかと思われます。が、浮き世の忙しさで、もう本番がしっかり始まってしまいました〜の様相。出遅れ感、否めず。勝手にコラボ企画として開き直り。
今回、あい撮りカメラ部さんの複数方からお写真をご提供いただきました。有難う、ご提供いただいたお写真は全部使います!このネタでスタート!つまり、写真を愛でよう。参戦記はオマケだ。
足場が外されつつある大巻伸嗣さん作品[T-01]
ツアー集合地は、穂の国とよはし芸術劇場PLATの交流スクエア。大巻伸嗣さんの作品を鋭意制作中でした。といっても会期に先駆け8月1日には豊橋市市制施行110周年記念式典に合わせてお披露目されるとあって最終段階。みるみる内に、足場が外され、全容が明らかになるというスリリングなタイミング。ラッキー!!
大巻さん作品の完成を見守っていたチーフキュレーターの拝戸雅彦さんが解説に登場してくれました。つぼの中にある発光体が回転しながら上下するそうで、昼と夜では趣が変わるのとの事。地元民としては、どちらも押さえようと思いたくなる迫力でした。会期が長いという事は、何度も眺めに来られるという贅沢さもあるのだな、ゴックン。大巻さんゴージャスな作品を豊橋会場に展示してくれて有難う!
牟呂用水の上に建って50年余、名物の水上ビルへ
でわ、アシスタントキュレーター加藤慶さんのトリエンナーレ印の旗振りで、次の会場に向けて出発。牟呂用水の上に建って50年、名物の水上ビルへと向かう。
水上ビルは、PLATの目の前に有ります。暑い日はアーケードが影を作り出して、気持ちの良い散歩コースなんですよ。ショップさんの入り口は北側にあったり南側にあったりするのですが、トリエンナーレ会場は、全て北側が入り口になります。
北とか南とか云っても解りにくいですよね。入り口は駅寄りの側です。この写真のように歩くと宜しいの。4箇所の作品会場と地元のボランティアが運営する「みずのうえビジターセンター」が有ります。
ラウラ・リマさんの鳥のための空間[T-04]
ほどなくリオデジャネイロを拠点とするラウラ・リマさんの会場に到着。縁あって、2月に来日来豊しての視察に同行させて貰ったり、会場のお掃除会にも参加してたので、愛着はひとしお。どんな風になっているだろうかと、一番興味の有った会場でした。あい撮りカメラ部の写真もここが5枚。被写体としてのインパクト大かも。
1階から4階までぶち抜きで小鳥を100羽放し飼いにするとの事。小鳥のための水平線を持つ絵画を壁にかけたり、巣をつくるための素材と思われるものなどが散見中。
興味深い空間ではありましたが、100羽放し飼いとなった暁に自分がこの会場に入っていけるのだろうか?の方がよっぽど興味深いと気づきドキドキ。皆が動物好きとは限らないですよね。展示会場へ来る人々の反応はどうなんでしょうか?尚、ここは屋上の造作が面白いらしいのですが、残念この日は3階までの見学でした。
花柄ラッピングカー!
大巻伸嗣さんによる花柄ラッピングカーに遭遇。この日、この商店街界隈ではこども夜店を開催中。それに向けて、トリエンナーレ部隊は販促グッズにてアピール。商店街の理事長も出陣。そのお隣ではトリエンナーレの作品用の「服」募集をしてたりのカオス状態でした。
リビジウンガ・カルドーゾ(別名:レアンドロ・ネレフ)さんのナーヴェ[T-08]
狭間ビルにやってきました。サンパウロを拠点としているレアンドロ・ネレフさんの巨大なサウンドシップ「ナーヴェ」。アマゾンから船便でやってきたそうです。豊橋公園で採取したセミの声も登場するらしい。セミの抜け殻もオブジェ状態で置いてありました。完成形の見えない造りかけ状態といった印象。どんなインスタレーションになるのでしょうか?
おっと、これは何だ?ちょっと余り。写真ありきの参戦記なので、筆者に関心がないと簡単に余りとか書いてしまうのだった。スリル満点?そうでもないか。つまり、カメラマン同行での取材記事とは違う意図にもなるというネタを盛ってみたの。そんなこんなでツアーは終了。あい撮りカメラ部の皆さん、ご協力有難うございました!
あい撮りカメラ部
市民団体による連携事業。あいちトリエンナーレ2016を「写真」というキーワードで盛り上げていく団体。
開発ビル・佐々木愛さん[T-11]
さて、あい撮りカメラ部からの提供写真には開発ビル会場が有りませんでした。が、実際の展示では大活躍する筈の会場。なにしろ10階建のビルに9作品の展示があるのです。今回のガイドツアーでは、まだ入れないフロアが殆どで、石田尚志さんの会場になる筈の何も置いてないフロアを案内していただいたり・・。
そんなもんなのかしらと思ってたら、ビッグサプライズ!なんと佐々木愛さんが作品を制作している現場に入らせていただけたのです。制作中のところにぞろぞろ入っていいわけ?20人くらい居るのだ。緊張しました。しかも、写真撮影もOKなんですよ。
まぁ、ご本人がハンドミキサー片手にアイシングクリームを作ってる!静謐な絵からほんのりと甘い香りが漂ってます。凄い!現代美術の作家さんて熟れてるなぁと驚嘆。豊橋会場では誰よりも早くから会場入りし、制作を続けていた佐々木愛さん。まだまだ制作中でしたが、思わず息を飲む迫力でした。完成が楽しみです。
制作現場を見させていただいた記念。記憶としてしっかり残したいと思い記します!!