豊橋市公会堂にてゲストトーク「魔術の宵」と短編映画上映会「プレイタイム」が開催されました
山村浩二さんと港千尋さんのトーク「魔術の宵」と短編映画上映会「プレイタイム」
映像プログラムのキュレーター越後谷卓司さんの紹介により、山村浩二さんと港千尋さんのトーク「魔術の宵」が始まりました。続いて短編映画上映会「プレイタイム」となりました。
山村さんからは今回の映像作品について、特にエリック・サティへの思い入れが熱く語られました。この作品は、サティの生誕150年、そして「パラード」作曲から100年である事を記念して、2016年の完成を目指し、結実したものとの事。作品は、100年前のバレエ曲である「パラード」の画期的だった初演の様子を再現するという、軽々と時空を超えられるアニメーションこそが可能にしてくれるファンタジー。ピカソやコクトーらしい人が出てくるわ、マン・レイ風の引用も有りで、シュールな出逢いと諧謔性が炸裂していました!
港監督からは、ジョルジュ・シュヴィッツゲベルの新作「魔王」に関する技法についてや、アニエス・ヴァルダのドキュメンタリー作品で描かれるキューバの時代背景についての説明がありました。
尚、この映像プログラムは、名古屋芸術劇場小ホールにて上映作品を組み換えつつゲストトークを交え、連続して20日以上開催された壮大なもの。豊橋市公会堂は、その最終日を飾る催しとの事でした。名古屋の会場では回を追う毎に観客が増え、最後には立ち見が出る状態だったそうです。
【告知】9/30(金) 豊橋市公会堂にてトーク&映像プログラム[短編集・プレイタイム!]開催
豊橋市公会堂にてあいちトリエンナーレ2016の芸術監督を務める港千尋さんと参加アーティストの山村浩二さん(アニメーション作家)のゲストトークと共に、短編映画3本の上映を行います。 是非お出掛け下さい!
病気の子供を医者に診せようと馬を走らせる父親とそれを阻む魔王の三者の関係を描く『魔王』、エリック・サティの音楽に乗って祝祭的な行進が展開する『サティの「パラード」』、監督がキューバ訪問時に撮影したモノクロ写真を構成した『キューバのみなさん、こんにちは』。映像が動くという原初的な魅力を再発見するプログラムです。
実施日 | 開演時間 | 出演 | 内容 |
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9月30日(金) | 18:00〜18:45 | 山村浩二(アニメーション作家)×港千尋(芸術監督) | ゲストトーク「魔術の宵」 |
音楽 写真 夢
実施日 | 開演時間 | アーティスト | 上映作品 |
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9月30日(金) | 19:00〜19:50 | [T-21] ジョルジュ・シュヴィッツゲベル |
『魔王』2015 デジタル/ダイアログなし/6分 |
[T-23] 山村 浩二 |
『サティの「パラード」』2016 デジタル/ダイアログなし/14分 |
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[T-22] アニエス・ヴァルダ |
『キューバのみなさん、こんにちは』1963 デジタル(原版:35mm)/仏語/30分/字幕 |
定員 | 400名(先着順) | 国際展豊橋地区限定チケット |
入場料 | 国際展フリーパス、国際展普通チケット、豊橋地区限定チケットの提示が必要 ※ゲストトーク、映画上映に参加するには、上記チケットいずれかの提示が必要です。(使用前でも使用後でもご利用可能) ※豊橋地区限定チケットは高校生以上300円です。 |