2023年6月24日(土)6月の水あび ワークショップ「感じる、覚える、作るー手でみる彫刻作り体験」のご案内
大豊商店街にある「みずのうえビジターセンター」の3階に「みずのうえ文化センター」がこの春、オープンしました。6月の終わりには、マレーシア出身の美術家タン・ルイさんを講師に迎え、彫刻作りのワークショップを開催します。アイマスクを付け、目隠しをした状態で、モチーフに触れ、感じ、粘土で作る。目でみる鑑賞、目でみる創作から逸脱し、目にみえない世界に感覚を広げたら、手先から何がみえてくるでしょうか? お喋りしながら制作して、最後にお互いの作品を鑑賞します。「目に見えないモノを、手で捉えて見る」がテーマですので、その道に精通した、目の不自由な方の参加もお待ちしています!こちらは、こども未来館ここにこで開催されるタンさんの企画展「うむ、ふえる、あふれる展 – 空想生物を生み出そう!-」(6/10~7/2) との連動企画です。
水上ビルのクリエイティブの拠点「みずのうえ文化センター」は、商店街にアトリエ「冷や水」を構える舞台映像作家の山田晋平さんとアート分野に精通した劇場や美術館など公共施設の企画スタッフ、「とよはしまちなかスロータウン映画祭」の実行委メンバー、水上ビルに新たに仲間入りした出店テナントのオーナーら実行委員会の面々が運営します。毎月、「アート」と「カルチャー」を主軸にしたイベントを企画。専門的でありながら実験的なコンテンツを継続的に生み出すことで、皆さんの創造性をちょっと刺激して、感性を少し磨くような場所にすることを目指しています。
スケジュール
講師プロフィール
タン ルイ TAN RU YI
美術家。クアラルンプールで生まれ育つ。名古屋造形芸術大学大学院実験型美術研究修了。現在静岡県袋井市在住。身近にあるもの、例えば、ダンボール、洗濯バサミ、付箋等 の素材を使って、誰もが内包している事物との関係を抽出して、改めて問いかける作品を展開する。近年は、NORMAL(標準、正常、平均、普通、規定)の反対から綴ったスペル「LAMRON(ラムロン)」をテーマにしている。普段生活している中で見慣れたものの存在 にも視覚の角度を変えることによって無限な次元、視点を捉えられる。近寄って遠く離れて幻のような世界へ。