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エリマネ部会 vol.Ex 「狭間広場のさくら接ぎ木講習会」

3月17日、「狭間広場のさくら接ぎ木講習会」を開催しました。

再開発で形を変える狭間広場ひいてはこの地区の記憶である植物たちを残しておく方法はないか?広場の解体の前に手を打ちたい!そんな思いから始まった活動です。12〜1月に勉強会をし、さくらの接ぎ木に挑戦してみようと決め、2月に穂木とり、そして今回、接ぎ木実践を行いました。


森田和市さん、松井章泰さん

12月から、さくらの専門家である新城市100万本の桜プロジェクト松井章泰さんにご協力頂き検討を進めてきました。今回は、さくらの接ぎ木のプロである長野の桜守森田和市さんにもお越しいただき、接ぎ木の仕方について教えて頂きました。

遠くからこの日、この教室のためにわざわざお越しいただきました。本当にありがとうございました。

森田和市さん

長野家飯田市在住。日本花の会評議員、サクラの名所づくりアドバイザー、他。
これまで50年以上、桜に関わる諸活動に携わる。3,000本を超える桜の接ぎ木を行う、接ぎ木・苗木育成のプロ。世界に4,000品種ほどあるうち新種3本を発見。先日公開された映画「北の桜守」のアドバイザーを務める。

松井章泰さん

愛知県新城市出身。(株)桜坂設計 相談役。日本花の会、他。
「桜の衰弱も街の衰退も”心”がなくなったから。住むひとちたちの”心”を取り戻さないと、町に活気は戻らない。桜を通して”心”を変えて、町に活気を取り戻したい。」という思いのもとに、サクラの植樹、保護管理活動、教育活動、講演会、アドバイザーなど、桜に関する幅広い実践、支援活動行う。

新城「100万本の桜プロジェクト」をはじめ、豊橋、岡崎、豊川、その他全国的に、桜の専門家として、活動事例多数。

●接ぎ木作業

先月、狭間広場の枝垂れサクラから剪定した桜の穂木を、台木に継いでいきます。事前に言われていたように穂木に元気がないらしく、適当な芽がついた枝選びに難儀しました。また穂木、台木ともに細みで、作業も難しかったのですが、何とか40本程度の接ぎ木苗を作成することができました。森田さんで活着率は50%ほど、今回は素人が実施するのと難しい状況だったので3本に1本程度活着すれば良い方でしょう。それでも10本程度は何とか成功するでしょうか。

作った接ぎ木は、お持ち帰り頂きました。そのうちの数本は白山神社の境内に植えて頂いたようです。新しい広場への返り咲きも期待されます。もし仮に活着しなくても、台木はそのまま生き残ることができるそうです。このような小規模な活動でも、その思いは少なからず地域に残せたのではないかなと思います。これをきっかけに、まわりの地区とのつながり、世代を超えたつながりが積み重なっていけばよいなと思いました。

●今後への期待

今回、作業中に印象的だったのが、森田さんが神頼みをされていたこと。成功のために念ずる気持ち、自分の技術だけでは成功しないことを忘れない謙虚な姿勢でした。今回、さくらの接ぎ木作業をしながら、そこに駅前大通二丁目の様子を重ねました。

昭和初期から時代の変化のなかで何度も大きな変化を受け止めてきた場所です。そのなかで新しい芽が活着しなかったことも多くあったことと思います。ただ諦めず何回も新しい芽を継いでいくなかで、その芽が活着し、いまの駅前大通二丁目の姿になったのでしょう。難しい接ぎ木でしょうが、何回も新しい芽を継いでいくスタートに、今回の活動がなれば嬉しいです。






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